hanaの今日も一日ごくろうさん!

2人の子育てをしながら思ったことを綴るブログ

石灰化上皮種になって日帰り手術した時の話

こんにちは、hanaです。

石灰化上皮種って聞いたことありますか?

実は私、小学校6年生の時になってしまいまして日帰り手術をしたことがあります。

なぜ急にそれを思い出したのかというと、久しぶりに腕のムダ毛処理をしていたら傷口が残っていたのがキッカケです。

今回は石灰化上皮種なんて聞いたこともないようなものができてしまった時の話をしていきますね。


・石灰化上皮種になった経緯とは?


そう、忘れもしないあれは小学校6年生の夏…体育の跳び箱の授業中でした。

当時跳び箱が大得意だった私は、6段の跳び箱に手をついた時になんとなーく「嫌な予感」を腕に感じました。

飛び終わった後に腕を見てみると、右腕のちょうど肘と手首の真ん中あたりにポチっと赤い点ができていることに気付いたんです。

なんだこれー?と腕をつまんでみると、恐ろしいことが起こりました。


びゅっ!!


本当にびゅっ!と血の混じった液が飛び散ったんです。

普通に考えて怖いのですが、まぁなにせ当時は小学校6年生。

面白がってびゅーびゅー飛ばしまくってました(←おいおい)

こうして3日くらい液がどんどん出てくるのと同時に、その赤い点を中心に膨らみがでてきました。

そして1週間くらいで、直径1センチほどの石が入っているような感じになってしまったのです。

触るとゴロゴロするけど、痛みは特になし。

父親に話すと「楳図かずおの漫画でそーいうやつがあったよ」とビビらせられ、怖くて泣きました。

母親に話すと「明日病院に行こう」と言ってくれてすぐに大きな病院の形成外科に行くことに。

急速にデキモノができたので、当時は本当に悪いものだったらどうしようごめんなさいと、誰彼構わず謝りまくっていました。


・石灰化上皮種かも?と病院で言われる


大学病院の形成外科に行くと、先生から「石灰化上皮種かもね。手術しとこう!」と言われました。

子供ながら、せっかいかじょうひしゅ??と頭ははてなマークだらけ。

とにかく悪いものじゃないのかと、不安で仕方ありませんでした。

今思えば母にだけではなく、子供のわたしにもわかりやすいように説明して欲しかったよね。

こうして1週間後の午後から、石灰化上皮種の日帰り手術をおこなうことが決定したのです。


・石灰化上皮種の日帰り手術について


石灰化上皮種の日帰り手術は午後からだったので、学校は午後から早退することになりました。

給食を食べずに帰ってきたのですが、その日に限って私の大好きなサンマの蒲焼で後ろ髪を引かれながらの早退となったのです。

さて、病院についたらまず診察室横の手術室に移動します。

もーこの時から心臓ばくばく、汗ダラダラ。

体は仰向けに横になり、頭だけ手術する腕とは反対方向を向けられました。

手術する腕は固定され、まぁ身動きは取れない感じになりましたよね。

看護師さんが「大丈夫よ」と励ましてくれる中、執刀の先生が登場。

でも頭を腕と逆の方向に向けているので、顔は見えず。

「手術自体はすぐに終わるからね」と言ってから、すぐ麻酔の処置に移りました。

超絶ビビリの私は「麻酔って痛いですか?」とトンチンカンな質問を投げかける…痛いに決まってるじゃん!

先生は「痛いけどすぐ終わるからね」と処置続行。

結論から言うと、麻酔はめちゃくちゃ痛かったです。

なんというか「予防接種のつもりがクリティカルヒットを喰らっちゃった」みたいな(わかりにくい)雷が落ちたようなズドーンという痛みでした。

しかもね、麻酔って1本打つだけじゃないんですよ!

実際に見ていないのでわからないですが、皮膚感触から想像するに…。

デキモノの周りに沿って、8本くらい刺してだと思う!!

1本目我慢して、ようやく終わったと思って力を抜いたらまたもう1本!!

刺す時は刺すって言ってくれよー!!と心の中で叫んでおりました。

まぁ手術の中で痛かったのはこの麻酔のみであり、あとは当然のごとく痛くありません。

感覚もないので、麻酔を打ち終わってからは本当にすぐ終了しました。

手術中は局所麻酔なので、先生が看護師さんを怒鳴り散らしていたり横柄に接したりしているのを聞きながら…。

早く終わらないかなーと考えていました。

手術後は分厚い包帯のようなものが巻かれていて、抗生物質をもらって帰りました。

私の手術は日帰りでしたが、こうして小学校6年生の時にデビューしちゃったのです。

ちなみに生検の結果、石灰化上皮種ということが晴れてわかりその後は特に治療の必要はないということでひと安心。

石灰化上皮種は良性の腫瘍なので、とりあえず大丈夫だそうです。


石灰化上皮種、あれから20年ほど経って


石灰化上皮種の日帰り手術をしてからもう20年くらい経っちゃったのかー。

それだけの年月が経った後でも、切った跡は結構わかりやすく残っています。

でも特にあれから再び石灰化上皮種ができることもなく、問題はありません。

みなさんも石灰化上皮種の日帰り手術をする場合は、このブログを参考にしてみてくださいね。